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うちには一人昭和一桁生まれのNさんというパートのおばちゃんがいます。女将が菊水に入る少しまえからここで働いている、うちではけっこう古株のおばちゃんです。
このNさん、本業は根っからのお百姓さんですが、ただものではありません。こんな人が、今までの「日本」を支えてきたんだなあと、心底実感させてくれる「超働き者」なんです。
・・・動きが止まらない。ず〜っと働いている。お昼休憩もそこそこに、さてと言って立ち上がるはまた動きが止まらない。そして女将が調子が悪かったり、時間がなかったりするとき、一番助けてくれるのもこのおばちゃんなんです。「私や年もとっとるし、仕事させてもらうだけでありがたいんでえ。親方さんにしっかり奉公せんかったらいかんやろ」
日本には定年制があります。もちろんこのおばちゃんも定年制があるとしたらもうとっくにそのお年。でももったいないですよね、まだまだお元気なのに。こんな人達まだまだたくさん埋もれているんじゃないでしょうか・・・。めちゃくちゃ古臭い言葉ですが「滅私奉公」という言葉を思い起こさせるものが、この年代の人達にはあります。
またお百姓さんで鍛えた精神力にも頭が下がります。
「役にたたんなあとおもたらいつでも遠慮無しにゆうてよ、女将さん」・・・
いえいえNさん、私はあなたからたくさんの事を学ばせて頂いた、いうならば先生ですよ。出来る限り長く菊水にいてくださいね。
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